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YOKOHAMA再発見

横浜港開港から続く 歴史ある風情 横浜エリア
馬車道

横浜港開港の際、港から関門番所に至るまでの道が「馬車道」の由来。日本初となる様々な文化がやってきました。

流行に敏感なハマっ子の先駆け “はじめまして日本”の西洋文化たち

横浜港に直結していた馬車道とその周辺の外国人居留地区は、日本の外国文化への玄関口であったことから、明治時代には日本初となる様々な文化がやってきました。
乗合馬車、写真家、ガス灯を灯したガス事業、景観向上としての街路樹、日刊新聞、そしてアイスクリーム・・・これらの発祥を称える像や碑の多くは、当時を模したレンガ張りの道沿いに並んでおり、道ゆく人を見つめています。

ちなみに乗合馬車は、吉田橋(現在の関内駅北口近く)から東京までを結ぶ6人乗りの馬車で、所要時間は約4時間。今では新横浜からのぞみに乗って、広島まで行ける、その時間をかけてゆく東京は、旅と同様だったのかもしれません。

様々な建築様式の共演 歴史的建造物

開港をきっかけに人が集い、栄えた馬車道とその周辺には、明治~昭和初期にかけて、欧米の美術文化を取り入れた近代建築物が立ち並びました。

関東大震災や横浜大空襲の戦火をくぐり抜けたこれらの建造物は、建物を保全、あるいは一部を復元し、国の重要文化財となっている神奈川県立歴史博物館をはじめ、馬車道を起点として、本町通り(国道133号線)を大さん橋方面に向かう、その両脇に立ち並ぶその他の建造物たちも「横浜市認定歴史的建造物」として横浜市が認定し、保全と活用に努めています。

街歩きで願いが叶う?! 横浜三塔物語

前述の歴史的建造物のうち、かつて、海外の船乗りたちがトランプのカードに見立てて愛称がつけられたものがあります。
昭和初期に流行した、洋風建築に和風建築の屋根を組み合わせた帝冠様式のはしりと言われている、威風堂々とした塔をもつ、神奈川県庁本庁舎=キング。

大正時代、横浜開港50周年を記念して市民の寄付金で建設された、赤レンガ造りと時計塔がシンボルの、横浜市開港記念会館=ジャック。

白い外壁に、イスラム寺院を彷彿とさせる青緑色のドームを兼ね備えた塔が特徴の、横浜税関=クィーン。

これらキングの塔、ジャックの塔、クィーンの塔をあわせて、横浜三塔と呼ばれるようになりました。
第二次世界大戦の戦火をくぐり抜けてきた横浜三塔は、船乗りたちの間で航海の安全を祈り、入港の目印としてのシンボルとなりました。
この横浜三塔、一度に3つを同時に見ることのできるスポットは限られています。赤レンガ倉庫、日本大通り、大さん橋の3か所です。
いつしか、この3つのスポットを1日で巡ると、願いが叶うという伝説が現れ、「横浜三塔物語」と名づけられました。各スポットには地面に目印があります。ぜひ探してみてください。

 

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